人生

選べることが全ていいことだとは思わない理由【選択は欲望を大きくします】

2024年5月22日

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選べることが全ていいことだとは思わない理由【選択は欲望を大きくします】

Question

  • 選択肢はいっぱいあった方がいいよね!
  • 選べる物が多い方がよくない?

このようなことを考えたことはありませんか?
不自由するよりも、自分で自由に選べた方が良いというのは真っ当な意見だと思いますし、私もそう思います。
しかし、選択肢が多すぎても逆に私たちの欲望に火をつけてしまい、それがストレスになりうることもあります。

本記事では、選べることが全ていいことだとは思わない理由ということについて持論を書いています。

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選べることは良いこと

選べることは良いこと

まず前提として選べることは良いことです。
自分で考えて、自分で選ぶことは現代にとっては大切な事です。

逆に、選ぶ自由がある事によって不自由に感じる人も多いかもしれません。
昔は仕事に関しても『親の仕事を引き継ぐ』ということが基本的には決まっている人々が多かったので将来の仕事に関してそこまで悩む人も少なかったと思います。
しかし、現代では『仕事は自由だから』という事が広まり『自分のやりたい事』をできます。
それは、人によっては自由で自分が楽しいと思える事を選択できる事でありますが、そういった目標がない人にとっては路頭に迷ってしまう事でもあります。
私自身も、特別仕事でやりたい事というのはありませんし、できる事をしているだけというのが現状です。

それでも、働く事も働かない事も自己選択で選べる事ですし、続けるのも辞めるのも自分の自由です。
こんな記事を書いているから、選べる事はダメな事と思われてしまうかもしれませんが、選べる事は素晴らしい事です。ただ、それに伴って良くない事も一定数存在する事をしっかり理解して歩んでいく事が大事だと思っています

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選択肢が多い場合に起こる不幸

選択肢が多い場合に起こる不幸

選択肢が多い場合に起こる不幸については、心理学では「選択のパラドックス」や「選択肢の麻痺」とも呼ばれています。これは、選択肢が増えるほど、人々が満足できる選択をすることが難しくなるという現象を指します。

分析麻痺

選択肢が多すぎると、それぞれの選択肢を比較検討するのが難しくなります。これにより、決定を下すのが困難になり、結果として行動を起こさない、または適切な選択をしない可能性があります。

期待値の増加

選択肢が多いほど、最適な選択をすることに対する期待値が高まります。しかし、現実はしばしば期待を満たさないため、結果として満足感が低下します。

後悔の可能性

選択肢が多いと、選んだ選択肢が最善でなかった場合の後悔の感情が増大します。これは、他の選択肢がどれも良い可能性があったという認識から来ます。

自己責任の感情

選択肢が多いと、選択の結果に対する自己責任の感情が増します。これは、選択肢が少ない場合や選択肢がない場合に比べて、自分の選択が結果に大きく影響を与えると感じるからです。

これらの理由から、選択肢が多いことは必ずしも幸せをもたらすわけではなく、逆にストレスや不満を感じる原因となることがあります。この現象を理解することで、選択肢の多さによる不幸を避けるための戦略を考えることができます。例えば、選択肢を絞り込む、優先順位を設定する、完璧を求めないなどの方法があります。これらの戦略は、選択のストレスを軽減し、より良い決定を下すのに役立つことがあります。

選択肢の数は5〜9が良い

選択肢の数は5〜9が良い

選択肢の実験で有名なジャム理論という物があります。
この理論は、心理学者のシーナ・アイエンガーとマーク・リーパーによって提唱されました。

彼らの研究では、24種類のジャムと6種類のジャムを提供する2つの異なる状況を比較しました。結果として、選択肢が少ない6種類のジャムの方が、選択肢が多い24種類のジャムよりも購入率が高いことが明らかになりました。これは、選択肢が多すぎると消費者が選択肢を比較検討するのが難しくなり、結果として決定を下すのが困難になるためです。この研究により、人がストレスなく自信をもって選択できる選択肢の数は、7±2、(5~9)だと結論付けました。

私は頭が良くないので9でも多いなと感じてしまうのでその中でも最低の5が良いかなと感じています。
この辺は個人差があるのではないかと思いますし、選ぶ物や種類にもよる部分があると思います。
ただ、選択肢が無限のようにある場合は欲望に飲まれてしまうと人生が破滅する事も考えられるので選択肢は出来るだけ絞った方が無難だと思います。

例えば、このような人は少ないかと思いますが、欲望のまま欲しい物を全て買い物していたらお金がなくなりますよね。
本来私たちは、限りある予算の中で必要な物、そうでない物を分けて選択しながら買い物をします。
しかし、アレもコレも欲しい!となると欲望が止まらない人も多いです。
また、車や家など高い金額のものを買う時にも予算を決めていながらでもオプションでどんどん金額が膨らんでいく事はよくある話です。
アレも良いな!コレもいいな!と歯止めなく欲望に振り回されて選択する物が増えれば増える程人は疲れて選ぶことを放棄します。
そして、営業さんの後押しでYESマンになり変わってしまうという事です。

選択できる事は素晴らしい事ですが、出来るだけ数を減らして自分の中で条件付けなどをしてルールを決めるのがいいのではないかと私はよく思っています。

まとめ

選べる事はいいことです。
自分で選択できないよりは、自分で選ぶことができた方がいいと思います。
ただ、その分自分の欲望などと自分自身で押さえつけたり、手なづける必要がある事を忘れないでください。

私たちは弱い生き物なので、すぐに快楽に溺れてしまいます。
また、考えること、自分で選ぶことを放棄した人は、他人任せになり騙されやすくなります。
どれを選ぶかも自分の選択次第ではありますが、出来るだけ他人のせいにしない人生を送っていきましょう。

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