上記のように、相手をひとくくりにして語る人、あなたの周りにもいませんか?
一見、ちょっとした冗談や会話のネタのようですが、言われた側からするとモヤッとすることもあります。
人間は多種多様であり、考え方も価値観も様々です。確かに血液型や地域によってある程度の特色はあるかもしれませんが、全てを纏めてしまうには脳死すぎると私は思っています。
今回は、そんな「これだから〇〇は!」と言いたがる人の特徴を3つに分けて持論をご紹介します。
物事をひとくくりにしたがる

「これだから〇〇は!」と言う人は、複雑な人間関係や個人差を考えるより、単純にラベルを貼ってしまう方が楽だと感じがちです。
血液型や出身地、性別など、わかりやすい分類にあてはめることで安心する傾向があります。
つまり「理解したつもりになりたい」という心理の表れでもあるのです。
何故、理解したつもりになりのか?
脳の省エネ本能
人間の脳は、複雑な情報を処理するのが苦手で、なるべくシンプルに整理しようとします。
「個人ごとに違う」と考えるよりも「〇〇型だからこう」とひとくくりにした方が、思考のエネルギーを使わずに済むのです。
不安を減らすため
人間関係は本来、不確定要素だらけです。
「この人は何を考えているんだろう?」と探るのは不安を伴います。
そこで「A型だから几帳面だろう」と決めつけてしまうことで、未知の相手を“わかった気になる”ことができ、不安を軽くできるのです。
コントロールしたい欲求
「これだから〇〇は!」とラベルを貼ることで、相手を理解し、支配しているような感覚を得られます。
「相手の行動が読める」「自分は人を見抜ける」と思うことで、安心感や優越感を持ちたいのです。
個人的には、男性で尚且つ年配の方に多い傾向があると思ったりします。
自分の経験を一般化してしまう

過去に出会った特定の人の印象が強いと、「やっぱり〇〇はみんなこうだよね」と思い込みやすくなります。
例えば「B型の友人がマイペースだった → B型は全員マイペース」と短絡的につなげてしまうのです。
こうした“経験則の過信”が、決めつけ発言につながります。
確かに、血液型などある程度当たっている部分もあることもありますが、誰もが当てはまる訳でもありません。
それに、生きている人の殆どの人には合っていない訳でそれを自己基準の枠でしか考えないのも良くないと思います。
もちろん、個人的に勝手に脳内で判断するのは悪くないかもしれませんが、それを他人に押し付けたりするのはあまり良くないかなと思います。
会話のネタや笑いにしようとする

「これだから〇〇は!」は、時に雑談を盛り上げるためのネタとしても使われます。
場の空気を軽くするつもりで口にしている場合もありますが、受け取る側によっては「自分を笑いものにされた」と感じることも。
笑いに変えられるかどうかは、その場の関係性や言い方次第です。
基本的には、この会話のネタという部分が大きい人もいるかもしれません。
特に血液型占い的な感じで、血液型であーだこーだいうのは楽しい時もあるでしょう、それなら良いと思います。
ただ、あまり固定概念ばかり話しすぎるのと尚且つ決めつけを入れ過ぎてしまうその場の空気が悪くなることもありますし、不快に思う人も出てくる可能性もあります。
得に、あまり話題の引き出しがない人が毎回同じようにいうおじさんなどがいますが、正直話しを聞いていても面白くないですし、『だから何?』的な要素の方が大きくなってしまうので、個人的にはあまりおすすめしません。
まとめ
「これだから〇〇は!」と言う人は、物事を単純にまとめて安心したい、自分の経験を一般化してしまう、あるいは場を盛り上げようとする、そんな心理から言葉を発しています。
ただし、言われた側が不快に感じることも多いので、使う時は冗談の範囲かどうかを見極めたいところです。
もしかすると、自分自身も無意識に使ってしまっているかもしれません。ちょっと振り返ってみると、新しい気づきがあるかもしれませんね。
それでは、読んでいただいてありがとうございました!