植物を育て始めると、植物の原種、実生、ハイブリッドって聞くけどなにそれ?と思っていませんか?
現在では当たり前の様に使っていますが、私自身も似た様な事を疑問に思っていた時もあり些細ではありますが、知っていると少しお得といいますか、納得できる事があるので、植物を育てて行く人は知っておくと良いと思います。
正直、植物を詳しく育てるつもりがない人はそれ程重要な内容でもないので、スルーでも構いません。
少しマニアックなお店や園芸店などに行くと、サボテンなどの多肉植物などに記載されている事が多いです。
パンジーなどの花などでは私はみた覚えがないですが、もしかしたら書いてある場合もあるのかもしれません。
本記事では、植物の原種、実生、ハイブリッドってなに?という事を解説しています。
目次
植物の原種、実生、ハイブリッドってなに?【何気によく聞く些細な事】
植物の原種、実生、ハイブリッドとは以下の通りです。
ポイント
- 原種=野生種
- 実生=タネから育てた
- ハイブリッド=交配種
以上になります。
それでは、詳しく解説していきます。
原種=野生種
原種と書いてある場合はないですが、品種を調べた時に『原種』と書いてある場合があります。
原種というのは、野生種の事で、野生種は所謂、交配や品種改良が全くされていない大元の種であると言う事。
現在は、種類にもよりますが多くの植物が品種改良をされ、育ちやすく、見た目も良い、植物が大変増えて来ていますので、原種が少なくなっている種類もあるため、原種がとても高い事が多々あります。
原種だから綺麗という事は決してありませんが、知っているとコイツがこれも大元なのか…とわかるので結構面白いです。
私の生活している周りの園芸店などでは、原種に出会えるのは本当に希ですね。
ですので、原種と書いてある植物を見つけたら少し気にして見るといいかもしれません。
とても、希少な種の場合もありますからね!
実生=タネから育てた
実生(みしょう)と読みます。
実生は、大体多肉植物や根塊植物などで記載されている事が多い気がします。
実生とは、所謂タネから育てたと言う事ですね。
タネから育てるのは当たり前じゃないか!と思いますが、日本でタネから育てたと考えてみてください。
輸入株だと、環境の変化に適応できずに亡くなってしまう事もあるそうですが、日本生まれの株ならばある程度日本の環境に慣れているため、弱る可能性がグッと減ります。
ですので、実生というのは生産者さんがタネから育てたので、日本という環境に関してはある程度保証されている様なもんなんですよね。
なので、ちょっと高くなったりします。
私の感覚では、比較的高価な植物に書いてあったりするので、どうしてもこの植物を枯らしたくない!と思う高価な植物がある場合は実生を探してみるといいかもしれません。
中には、わざわざ書いてない人もいるので、気になる場合は聞いてみたらいいかもしれません。
ハイブリッド=交配種
ハイブリッドは所謂、交配種です。
車でも、プリウスなどはハイブリッドといいますよね。
そんな感じで、別々の種の植物を人工的に掛け合わせて交配させて生まれた事をハイブリッドと言います。
交配に関しては私も良く理解できていないのですが、記載には様々な意味があるそうです。
実際、ハイブリッドと言う言葉は、私はディッキアなどで良く見る気がします。
『hyb』と記載されていたり『Hybrid』『●● X ●●』みたいな形で書かれているものもあります。
ですので、自分で育てている植物で受粉させて新しい交配種を作る事も出来るのです。
私はまだやった事ないですが、後々挑戦してみようと思っています。
植物の原種、実生、ハイブリッドってなに?【まとめ】
いかがでしたでしょうか?
言葉の意味が多少わかってくると、株を選ぶ時の基準になります。
あとは、何故この株が高いのかなど考える素材にもなりますので、楽しいです。
この交配種の株好きだけど、元の親はどんな植物だろ?と逆算してサーチするのも楽しいですよ。
もし自分が交配をする場合は、ラベルを準備しておくと管理がしやすいと思いますよ。
私的なメモで、今私が欲しい株はDyckia estevesiiが欲しいと思っています!
それでは、読んでいただいてありがとうございました。
ダイスケでした。(@desing_d)