パソコンが苦手で、会社の作業がどうしても遅くなってしまう——そんな方へ。
結論から言うと、最初に覚えるのは「コピー」「貼り付け」「元に戻す」の3つだけで十分です。
私は勤務先で新入社員のPCセットアップを担当していて、実際に何人にも操作を教えてきました。その経験から「最初はこの3つに絞ったほうが定着する」と実感しているので、その3つと、つまずきやすいポイントをまとめます。


まず覚える3つのショートカット一覧
| 操作 | Windows | Mac |
|---|---|---|
| コピー | Ctrl + C | command + C |
| 貼り付け | Ctrl + V | command + V |
| 元に戻す | Ctrl + Z | command + Z |
Windowsで覚えた「Ctrl」を、Macでは「command」に置き換えるだけです。両方を使う職場でも、覚え直しは必要ありません。
なぜ3つに絞るのか
教える側の実感として、一度にたくさん教えると1つも残らないからです。
以前、新入社員に10個ほどまとめて紹介したことがありますが、翌週にはほとんど使われていませんでした。逆に3つだけ伝えた人は、その週のうちに自然と使うようになっていました。
この3つは使う頻度が圧倒的に高く、しかもExcel・ブラウザ・メールなどほぼすべてのソフトで同じように動きます。応用が効く順に覚えるのが、結局いちばんの近道です。
コピー(Ctrl + C / command + C)
文字や画像を「選んだ状態」で押すと、見えない保管場所(クリップボード)に控えが取られます。
手順は2つだけです。
手順
2. Ctrl(Macはcommand)を押しながら C を押す
押しても画面上は何も起きませんが、それで正常です。ここでよく「反応しないから壊れた」と言われるのですが、変化がないのが正しい動作です。
貼り付け(Ctrl + V / command + V)
コピーした内容を、カーソルのある場所に出します。
実務での使いどころはこのあたりです。
- メールの定型文を毎回打ち直さない
- Excelの値を別のシートへ移す
- エラーメッセージをコピーして、そのまま検索窓に貼る
特に3つ目を覚えると、自力で解決できる範囲が一気に広がります。エラー文を手で打ち直している人をよく見かけますが、コピーして貼るだけで正確に検索できます。
元に戻す(Ctrl + Z / command + Z)
直前の操作をなかったことにします。「消してしまった!」の9割はこれで戻ります。
| 戻せる | 戻せない |
|---|---|
| 文字の削除・上書き | 上書き保存したあとのファイル |
| 表の行削除 | ゴミ箱を空にしたファイル |
| 画像の移動・変形 | 送信済みのメール |
ワンポイント:戻しすぎたときは Ctrl + Y(Macは command + Shift + Z)でやり直せます。これを知らずに、戻しすぎた分を手作業で打ち直している人が本当に多いです。
うまく効かないときは
- 日本語を入力している最中は効かないことがあります → Enterで確定してから押してください
- Ctrlは「押しながら」 → 順番に押すのではなく、Ctrlを押しっぱなしにしてCを押すのがコツです
- Googleドキュメントなどブラウザ上のアプリでは挙動が違う場合があります → 基本は同じですが、一部の操作はアプリ側の設定が優先されます
よくある質問
Q. WindowsとMacで覚え直しは必要ですか?
A. 不要です。Ctrl を command に読み替えるだけで、ほぼ同じ操作になります。
Q. 次に覚えるなら何がいいですか?
A. 「切り取り(Ctrl + X)」と「保存(Ctrl + S)」です。3つが手に馴染んでから足してください。
Q. 覚えられる自信がありません。
A. 紙に3つ書いてモニターの下に貼ってください。2週間もすれば見なくなります。


