給料と手取りというのは、中学生からしたらあまり聞きなれない内容だと思いますし、高校生などでバイトをしている人でも大した金額を稼いでいなければあまり気にすることはないかと思います。
私も、高校生の時にバイトをしていた時はあまり気になりませんでしたが、社会人になってこんなに違うの!?と感じたので、この辺は誰もが関係してくる所なので、中学生でも、高校生でもある程度を理解した上で将来の仕事について考える必要もあるのかなと思います。
理由としては、お金じゃない!やりたい仕事をするんだ!と思っても結局お金がないと生活もできませんし、給料というのは一応仕事を選ぶ基準でもあると思うからです。
本記事では、給料と手取りの違いって何?と中学生の娘に聞かれたので、簡単に持論をメモとして書いておきます。
目次
「給料」ってなに?

給料は聞きなれている言葉だと思いますが、簡単に言ってしまえば、会社から「あなたに払いますよ」と決まっているお金の総額のこと。
求人などをみると出ている20万〜とかそういうのが単純に給料です。
分かりやすいですよね。
もちろん、会社の基準時間を満たさない場合は減給もあるでしょうし、同じ職種の仕事であっても務める場所によって給料も変わってくるでしょう。
とりえあずは給料は、働いたら会社から支払われるお金の総額を認識でいいです。
「手取り」ってなに?

さて、そうなると問題は手取りになるのですが、手取りは簡単に言えば実際に手元に(銀行に振り込まれる)入るお金です。
え?給料が全額入るんじゃないの?と思う人も多いと思いますが、実際はそうではありません。
厳密にいうと結構面倒なので、今回はざっくり簡単に説明いたします。
何が給料から引かれるのか?
主に引かれるのは下記の通りです。
税金(国や市に払うお金)
・所得税
・住民税
社会保険料(病気やケガ、年金のための保険料)
・健康保険
・年金保険
・雇用保険 など
この辺は、基本的に収入に応じて金額が変動するので固定ではありません。
これらが、給料から引かれ、残ったお金が手取りになり自分が使えるお金になります。
新卒の給料20万の手取りシュミレーション

所得税
月給20万円くらいなら、所得税は 約5,000円くらい
(税金は年収によって変わりますが、今回は簡単に計算)
住民税
新入社員の場合、最初の年は住民税はかからないことが多いです
なので今回は 0円 とします
※バイトなどである程度稼いでいた人は、かかる可能性があります。
社会保険料
- 健康保険:約9,000円
- 年金保険:約18,000円
- 雇用保険:約1,000円
合計:28,000円
引かれる合計
所得税 5,000円 + 社会保険 28,000円 = 33,000円
手取りの計算
給料 200,000円 − 引かれる額 33,000円 = 約167,000円
つまり、20万の給料の会社で就職すると、大体16~17万くらいの手取りになってしまうという感じですね。
まとめ
給料は会社から支払われるお金で、手取りは給料から税金などを引いた金額が手元に来て使えるお金です。
私が通っていた高校などではこんな話全くなかったので、社会人になってから???でした。
それに、消費税のレベルじゃなくて毎月ガッツリ取られてきますし、給料が増えたらその分取られる金額も増えます。
ただ、これは時代によって変化することも多いので、常々よく政治や社会を知っておく必要があります。
とはいえ、会社員なら逃れられないことなので、半分以上は受け入れるしかないんですけどね。
こういった、金額をある程度予測して、自分の未来に繋げて欲しいかなって思います。
それでは、読んでいただいてありがとうございました。